当院で実施中の臨床研究について
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敗血症性ショックにおける好中球・リンパ球比と予後の関係に関する研究

研究課題名:敗血症性ショックにおける好中球・リンハ球比と予後の関係に関する研究

当院研究責任者:大阪大学医学部附属病院 高度救命救急センター 伊藤 弘

1.  研究の対象

20111月〜201912月に当院で敗血症治療を受けられた方

 

2.研究目的・方法

①目的

敗血症性ショックの患者では急性期に過剰炎症反応か起こると同時に免疫抑制状態にいたる。急性期を乗り越えても、免疫抑制状態が遷延すると、その後に重症化し死亡する可能性が有ります。好中球・リンハ球比(N/L ) は炎症と免疫機能の指標として用いられており、入院時の N/L 比は敗血症患者の予後との関連が報告されています。しかし、入院後の N/L 比の経時的な変化と死亡予後との関係についての報告は少数です。

本研究では、入院後の N/L 比の経時的な変化は死亡と関係していると仮説をたて、敗血症性ショック患者における好中球・リンハ球比の変化と予後の関係を明らかにすることを目的としています。

②方法

単施設後方視的観察研究をおこなう。2011 1 月から 2019 12 まで当院に入院した患者さんが対象です。発症から3日以内に死亡された患者さんは該当しません。

対象患者の患者特性、血液検査、画像検査等を後ろ向きに検討します。特に、対象患者を「生存群」と「死亡群」の2群にわけ、入院後28日連日の N/L 比の経時的変化を検討します。

 

3.研究に用いる試料・情報の種類

カルテ番号、病歴、採血結果、抗生剤などの治療内容、退院時転帰 等

 

4.お問い合わせ先

本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。

ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申出下さい。

また、試料・情報が当該研究に用いられることについて患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、下記の連絡先までお申出ください。その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません。

 

  照会先および研究への利用を拒否する場合の連絡先:

研究責任者 大阪大学医学部附属病院高度救命救急センター 伊藤 弘

565-0871 大阪府吹田市山田丘2-15

電話番号:06-6879-5111  (内線3305)

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