実績一覧

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2023.09.13

当講座の中尾俊一郎特任助教らの研究チームは、日本外傷データバンク(JTDB)を用いて小児における重症交通外傷の年次推移について分析し、オートバイ事故と院内死亡率は15年間で減少傾向にあり、自動車の後部座席における重症外傷は増加傾向にあることを明らかにしました。(European Journal of Trauma and Emergency Surgery, in press)

2023.09.02

当講座の中尾俊一郎特任助教らの研究チームは、日本外傷データバンク(JTDB)を用いた研究論文の分布調査をScoping Reviewの手法で実施し、JTDBを用いた研究論文の増加と、研究領域の分布を明らかにしました。
(Acute Med Surg. 2023 May 30;10(1):e847. doi: 10.1002/ams2.847)

2023.09.02

当講座の中尾俊一郎特任助教らの研究チームが、2018年から2021年のORIONデータを分析し、対象期間中の自損による救急搬送の発生率と死亡率には差は見られなかったが、年齢層別分析では2020年に20歳代で救急搬送の発生が増加しており、コロナ禍において自損による救急搬送の発生に変化があったことを明らかにしました。
(BMJ Open 2023;13:e074903. doi: 10.1136/bmjopen-2023-074903)

2023.08.08

当講座片山祐介特任助教らの研究グループは、社会環境医学講座北村哲久准教授らの研究グループと共に、2020−2021年におけるCOVID-19パンデミック期において、循環器疾患で救急搬送された入院患者における搬送困難件数が、パンデミック前の2019年と比較し統計学的に増加したが、死亡数には変化がなかったことを明らかにしました。Circulation Journal (Online ahead)

2023.08.07
当科の松本寿健 特任助教は、京都大学/関西医科大学研究員/ 大阪大学招聘教員(現在)、同志社大学研究員(当時)の今村行雄 先生らとの共同研究で、敗血症性脳症のマウスモデルにおいて、超音波による迷走神経刺激は抗炎症経路の賦活化により脳神経細胞の機能回復に効果を示すことを報告しました。本研究の成果は、非侵襲である超音波刺激が敗血症性脳症の治療法として有効である可能性について世界で初めて示唆した画期的なものです。(Front. Neuroscience., 17 July 2023)
2023.07.18

当講座の大西伸也医師(博士課程)らの研究チームは、JCHO中京病院と共同で重症熱傷患者の血中に含まれるタンパク質を質量分析技術を用いて評価しました。重症熱傷患者の死亡率に関わる3つのタンパク質とサブグループを同定しました。https://doi.org/10.1016/j.isci.2023.107271

2023.07.18

当講座片山祐介特任助教らの研究グループは、2020−2021年におけるCOVID-19パンデミックにおいて救急搬送困難件数が増加し、救急搬送困難事例の転帰がパンデミック前と比較し統計学的に悪化したことを明らかにしました。(Acute Medicine & Surgery accept)

2023.07.15

当講座特任助教の舘野丈太郎らの研究グループは、院外心停止蘇生後患者において、非侵襲的手法により脳血管自動調整能 (Cerebrovascular Autoregulation: CVAR)を評価し、CVARが検出されない時間が増えるほど、死亡率が有意に上昇することを示しました。J Cereb Blood Flow Metab. 2023 Jun 28 (Online ahead)

本研究報告は2023年7月7日にプレスリリースされました

2023.06.28

当講座の吉村旬平医師(博士過程)らの研究チームは、ナラティブレビューを行い、ERとICUにおける感染症診療に対してグラム染色に基づく抗菌薬加療が有用であることを明らかにしました。(Acute Med Surg. 2023 Jun 24;10(1):e862.

2023.06.11

当講座の光原智海医師(外科専門研修)、戸上由貴医師(現大阪医療センター)らの研究チームは、当センターに搬送されたメトヘモグロビン血症の症例に対してRNAシークエンスを行い、患者の白血球のRNAにおいて過酸化水素の異化プロセスが活性化されていることを示しました。(Journal of Medical Case Reports (2023) 17:238)