実績一覧

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2023.10.05

当講座の伊藤弘医師(博士課程)らは、頭部外傷患者における頭部造影CT検査での造影剤血管外漏出像は予後と外科的治療介入と関連があることを報告しました。(日救急医会誌. 2023; 34: 402-10

2023.10.02

当科の松本寿健 特任助教は、神経内科・脳卒中科 招へい教員 神吉 秀明先生(現大阪警察病院 脳神経内科部長)と神経内科学 特任教授 佐々木 勉 先生らとの共同研究で、急性期の重症脳卒中において、全血mRNAmiRNAの統合解析を行い、マクロファージにおけるMSP-RONシグナル伝達が活性化され、複数のmiRNAが脳卒中病態を包括的に制御していることを明らかにしました(J Stroke Cerebrovasc Dis. 2023)。

2023.09.23

当科の松本寿健 特任助教は、大阪大学消化器外科 山田萌 大学院生、田中晃司 助教らとの共同研究で、ヒトcircular RNAの一つであるcirc_0004365が食道扁平上皮癌における化学療法(シスプラチン)抵抗性と関連し、新規バイオマーカーおよび治療標的として使用できることを明らかにしました。(ONCOLOGY LETTERS 26: 467, 2023

2023.09.13

当講座の中尾俊一郎特任助教らの研究チームは、日本外傷データバンク(JTDB)を用いて小児における重症交通外傷の年次推移について分析し、オートバイ事故と院内死亡率は15年間で減少傾向にあり、自動車の後部座席における重症外傷は増加傾向にあることを明らかにしました。(European Journal of Trauma and Emergency Surgery, in press)

2023.09.02

当講座の中尾俊一郎特任助教らの研究チームは、日本外傷データバンク(JTDB)を用いた研究論文の分布調査をScoping Reviewの手法で実施し、JTDBを用いた研究論文の増加と、研究領域の分布を明らかにしました。
(Acute Med Surg. 2023 May 30;10(1):e847. doi: 10.1002/ams2.847)

2023.09.02

当講座の中尾俊一郎特任助教らの研究チームが、2018年から2021年のORIONデータを分析し、対象期間中の自損による救急搬送の発生率と死亡率には差は見られなかったが、年齢層別分析では2020年に20歳代で救急搬送の発生が増加しており、コロナ禍において自損による救急搬送の発生に変化があったことを明らかにしました。
(BMJ Open 2023;13:e074903. doi: 10.1136/bmjopen-2023-074903)

2023.08.08

当講座片山祐介特任助教らの研究グループは、社会環境医学講座北村哲久准教授らの研究グループと共に、2020−2021年におけるCOVID-19パンデミック期において、循環器疾患で救急搬送された入院患者における搬送困難件数が、パンデミック前の2019年と比較し統計学的に増加したが、死亡数には変化がなかったことを明らかにしました。Circulation Journal (Online ahead)

2023.08.07
当科の松本寿健 特任助教は、京都大学/関西医科大学研究員/ 大阪大学招聘教員(現在)、同志社大学研究員(当時)の今村行雄 先生らとの共同研究で、敗血症性脳症のマウスモデルにおいて、超音波による迷走神経刺激は抗炎症経路の賦活化により脳神経細胞の機能回復に効果を示すことを報告しました。本研究の成果は、非侵襲である超音波刺激が敗血症性脳症の治療法として有効である可能性について世界で初めて示唆した画期的なものです。(Front. Neuroscience., 17 July 2023)
2023.07.18

当講座の大西伸也医師(博士課程)らの研究チームは、JCHO中京病院と共同で重症熱傷患者の血中に含まれるタンパク質を質量分析技術を用いて評価しました。重症熱傷患者の死亡率に関わる3つのタンパク質とサブグループを同定しました。https://doi.org/10.1016/j.isci.2023.107271

2023.07.18

当講座片山祐介特任助教らの研究グループは、2020−2021年におけるCOVID-19パンデミックにおいて救急搬送困難件数が増加し、救急搬送困難事例の転帰がパンデミック前と比較し統計学的に悪化したことを明らかにしました。(Acute Medicine & Surgery accept)