実績一覧

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2025.03.18

当講座の貫和亮太招へい教員、松本寿健特任助教らの研究チームは小田紗矢香先生、奥崎大介准教授(IFReC ヒト免疫学(単一細胞ゲノミクス))らと、夜勤従事医師を対象に夜勤前後での全血トランスクリプトーム解析を行い、夜勤後に自然免疫応答を中心とした炎症反応が生じ、シフト勤務による健康リスクに関与している可能性を示しました。(J Intensive Care. 2025 Mar 11;13(1):14.

2025.02.23

当講座の酒井智彦助教らは、あらかじめ病歴等を登録し携帯できる形とした「救急タグ」を避難所開設訓練で活用することで受付時間短縮や避難所の全体把握に寄与する可能性について報告いたしました。(日本災害医学会雑誌.2025年30巻1号p15-22

2025.02.13

当講座の大舟晃平医師、廣瀬智也助教らは、ピレスロイド系殺虫剤の吸入による肺膿瘍形成の症例を報告しました。本研究では、ピレスロイド系殺虫剤に添加されている有機溶剤(ケロシン)が、肺膿瘍の原因となる可能性を示しました。(Int J Emerg Med 18, 24 (2025).)

2025.01.28

当講座の横野良典医師らは、切迫心停止に至った肝・総胆管損傷に対してdamage control surgeryと早期の胆管空腸吻合による機能的再建を行い,良好な転帰に至った症例を報告しました。(Japanese Journal of Acute Care Surgery 2024; 14: 78-83

2025.01.16

当講座の伊藤弘特任助教らは、頭部外傷患者の血漿を用いた解析から増殖因子であるGDF-15はSOFAスコアと関連していることを明らかにし、全身の重症度の指標になる可能性があることを報告いたしました。(Sci Rep. 2025; 15:2470)

2025.01.11

当講座の森大樹医員は、COVID-19罹患後早期にBickerstaff型脳幹脳炎を発症した2症例を経験しました。COVID-19罹患後早期より意識障害や眼球運動障害、運動失調が出現した際には本疾患を鑑別にあげ、早期診断・早期治療を努める必要がある旨を報告しました。(⽇救急医会誌. 2024; 35: 959-64)

2024.12.05

当講座の西田医師(博士課程)らは、TMP-SMXにより重篤な呼吸不全を来した健常成人の症例を経験し、特定のHLA遺伝子型(HLA-B*07:02/HLA-C*07:02)がその発症と関連する可能性があることを報告しました。(QJM: An International Journal of Medicine, 2024;, hcae229.

2024.11.23

当講座の南健介医員は、外科専門研修中に経験した、食道手術後に発生した横隔膜ヘルニアが原因で心停止に至った症例を報告しました。本症例では、呼吸困難に伴う胸腔内圧の低下によりヘルニアが急速に進行し、閉塞性ショックを引き起こした可能性が示唆されています。( Surg. Case Rep. 10, 1–5 (2024). doi: 10.1186/s40792-024-02071-w

2024.10.31

当講座の伊藤弘特任助教らは心停止と頭部外傷における体温管理療法についてレビューを行いました。対象患者だけでなく、体温管理期間や復温速度といった管理方法にも焦点を当て文献レビューを行い報告いたしました。(Frontiers in Neuroscience, Volume 18 – 2024 | https://doi.org/10.3389/fnins.2024.1397300)

2024.10.31

当講座の松本寿健 特任助教らの研究チームは、Yu-Chen Liu 特任助教、奥崎大介准教授(IFReC ヒト免疫学(単一細胞ゲノミクス))らと、新型コロナ感染症に対するBNT162b2 mRNAワクチン接種前後の末梢血を用いてナノポアシーケンスを行い、新たな環状RNA(circRNA)が特異的に発現し、ストレス応答やmiRNAの調節に関与していることを解明しました。(Gene. 2024 Sep 27;933:148971.)