ウェットラボでの外傷手術トレーニング
私たちは、大阪大学大学院医学系研究科 次世代内視鏡治療学共同研究講座(プロジェクトENGINE)と協力してウェットラボを用いた外傷手術トレーニングコースを年間数回開催しています。
従来、このようなトレーニングコースに参加するには、外科専門医の取得や外傷手術経験が求められていましたが、私たちのコースでは若手救急医(特に専攻医)が参加することを主目的としており、胸腔ドレーンや蘇生的開胸などの基本手技から学ぶことができます。もちろん、外科経験のある若手・中堅救急医に対してはより高度な技術を学ぶことができます。
それに加えて、2022年度からは献体を用いた救急手技・外傷手術トレーニングコース C-BEST(Cadaver-based educational seminar for trauma surgery)を開催しています。特に四肢や頚部など、ウェットラボでは学べない領域の外科解剖学や手技を学ぶことができます。
大阪大学の救急専門研修プログラムで研修中の専攻医は、上記の2つのトレーニングコースの両方に参加することが可能です。