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最新の実績(論文掲載)

2026年10月21日

当講座の南健介医師は、ニコチン含有電子タバコ用リキッドを大量摂取して心停止となり、VA-ECMOを導入した急性ニコチン中毒の症例を報告しました。質量分析により血中ニコチン濃度を経時的に測定し、その低下とともに心機能・循環動態が改善した経過を示しました。循環抑制を伴うニコチン中毒において、ニコチンが代謝・排泄されるまでの一時的な循環補助としてVA-ECMOが有用である可能性を論じました。(Acute Med Surg. 2026;13. doi:10.1002/ams2.70173)

2026年10月14日

当講座の横田光貴医師は、入院時の補正Ca値は高値ではなかったものの、経時的なCa測定で上昇を捉えたことで原発性副甲状腺機能亢進症(PHPT)の診断に至った重症急性膵炎の1例を報告し、入院時のCa値のみでPHPTを否定せず、経過中のCa値の推移に注目することが診断の手がかりとなることを示しました。Acute Medicine & Surgery 13, no. 1 (2026): e70167

2026年9月08日

当講座の蛯原健特任助教らは、各施設の電子カルテやレセプトデータを対象変数を限定せずに保持し、研究課題ごとに解析用データセットを生成する多施設臨床データ基盤「DataVerse Japan」の設計とデータ品質を報告しました。本論文で示したカバレッジと検証指標により、研究者は個々の研究課題に対する基盤の適合性を設計段階で判断することが可能となりました。(Acute Medicine & Surgery 13, no. 1 (2026): e70159)

2026年8月28日

当講座の伊藤弘特任助教らは、シリコン製剤を用いることで、外傷性脳損傷モデルマウスにおいて運動と短期記憶に関する長期神経機能回復の効果があることを明らかにしました。Sci Rep (in press)

2026年8月18日

当講座の中尾俊一郎特任助教らは、HEM-Netの助成を受け、日本におけるドクターヘリに関する英語国際誌掲載論文を対象としたスコーピングレビューを実施して76件の既存研究を整理し、国際的に報告された本邦のドクターヘリ研究は近年増加している一方、研究デザイン、評価項目、掲載誌等に一定の偏りがあることを明らかにしました(BMJ Open. 2026;16:e118906.)。